天日塩(海塩に注意です)
天日塩は天日海水塩とも呼ばれ、海水を汲み上げ、太陽と風と人力を利用した昔ながらの製法で作られます。
(徐々に濃度が濃くなるのを待つ完全天日)で出来た結晶です。
その為に塩化ナトリウムとミネラル分が分離して結晶化してしまいます。
しかも、最近の海洋汚染が塩作りに思わぬ弊害をもたらしています。
汚染のないきれいな海水から作られるイメージが大切です!
近年では、コストの問題などから、本物の天日塩はごく少なくなっているようです。
天日塩を塩水で溶解し、煮詰めて作られた平釜塩や、輸入天日塩をミネラル豊富な地下水で溶かしたり、ニガリを加えて再度煮詰めた再生自然塩など、 一見天日塩とは判別が難しいものもありますのでご注意ください。原料名を見ると一目瞭然です。
日本では昭和46年に「塩業近代化臨時処置法」によって塩田が無くなり、完全な形での自然塩をつくることが難しくなってしまいました。天日塩は、一般的には海水の水分を蒸発させてつくりますが、これには時間とコストがかかります。又、海水の環境ホルモン汚染問題も非常に深刻です。
残念なことに、日本で生産される自然塩、天然塩と称する塩の多くは、高純度の塩に、ミネラル分を加えて溶かし、それを乾燥させて作っている加工塩がほとんどです。
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海塩に注意です
岩塩を除く、ほとんどの自然塩、天然塩は海水からつくられる塩です。しかし、その塩の源である「海が汚染されている」のです。最近、盛んに取り上げられている海の環境ホルモンが問題なのです。
例えば、船底に貝の付着を押さえるために塗られた赤い塗料。 有機スズ化合物が含まれているのですが、それが、海水に溶け出して、周辺海域に住む貝のホルモンに作用して、雌を雄化する、つまり生物の最も大切な生殖活動が阻害され、子孫を残せなくなる現象がおきているのです。
海が汚染されているとしたら海から作られる塩を安心して料理に使えるでしょうか?
美味しいはずのお料理の印象まで変わってきてしまいます。
ほとんどのお料理には塩が、必要不可欠です。
「毎日口に入れるものだからこそ、海洋汚染などのイメージのない塩を使いたいと思います」。
でも環境ホルモンによる海洋汚染は、船底の塗料だけではありません。
海を汚染させている意外なものとは?
大地と対話が出来る農業は、地球環境にやさしいイメージがあります。
土を耕し緑を植え、大地を肥沃にする。。。。
しかしながら、多くの農業はその逆かもしれません。
ほとんどの農業は大量の農薬を散布します。
当然ですが農薬をコップ1杯飲めば人間は軽く死んでしまいます。
その農薬が河川、地下水を通して多量に海に流れ込んでいます。
海に流れ込んだ農薬は、大量のプランクトンを汚染します。
次に、汚染されたプランクトンを摂取する小魚達が汚染されます。
その小魚を中ぐらいの魚が食べます。
こうやって次々に汚染の輪が広がり、魚の体内で濃縮されるのです!
これを「生物濃縮」といいます。
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有害な汚染物質が体内に蓄積され、小さな生物から大きな生き物の中で数千倍から数万倍に濃縮されます。
食物連鎖の中で生態系の頂点に近い生物ほど、汚染の度合いが高くなります。
そして最終的に濃縮された汚染物質を食べるのは人間ということになります。
熊本県の水俣病も生物濃縮が原因です。採れたての新鮮な魚介類から発病したのです。新潟県でも同様のことが引き起こりました。魚介類からの生物濃縮が原因です。
海からの塩も、海水を濃縮しています。他人事ではないのです。
そうです。知らないではすまされないことが、刻一刻と近海では起こっています。
岩塩神話の真意とは?
岩塩は正真正銘の自然塩、天然塩です。
その名の通り岩の形状、やわらかい結晶状、また、塩湖のような濃い塩水(岩塩が水に溶けている状態)等様々なものがありますが、1000万年以上前の地球の地殻変動で、海水が陸に閉じ込められ、水分が蒸発し、結晶化した、いわば、海水の化石なのです。
化石化する長い間に、大切なミネラル分が分離されてしまいました。その為に純度の高い、塩化ナトリウムの結晶になっています。 つまり、無味乾燥とした、塩辛さがきつく感じられるのです。
日本では一般に「岩塩」は高級な塩と、思われがちですが、実は、一般の天然塩とは成分が異なり、人工的に作られた、化学塩に近いのです。
岩塩とミネラルの関係
天然塩の中でもよく知られている「岩塩」について見てみたいと思います。
よく、お料理番組等で言われる、「ミネラルたっぷりの岩塩」は、本当でしょうか?
ここで、サンセットと上昇していますか?
岩塩層は世界各地にありますが、岩塩のでき方は、太古の昔に元来海だったところが地殻変動などによって地上に隆起してそして地下に埋もれて、それこそ数万年から数千万年もの長い年月をかけて結晶化されてできた自然塩です。
ご存じのように、塩は長時間かけて結晶化されると純度が高くなります。
つまり塩化ナトリウムの純度が限りなく100%に近くなってくるのです。
ゆっくりと時間をかけての結晶化は、不純物である様々なミネラル分を排除する特性があるんです。
※ちなみに海水を塩田で濃縮すると、Naclと各ミネラル分は別々の層にわかれて結晶化してしまいます
硫酸カルシウム
塩化ナトリウム(Nacl)
硫酸マグネシウム
塩化カリウム
塩化マグネシウム
などの順番で結晶化するのです。決して混ざって結晶化しません。
岩塩は、純粋な塩化ナトリウムだけの地層で千数百メートルにもなるものがあります。
また、各種のミネラル分も別々に各地層になっていますから、数十種類にも及ぶミネラル分をバランス良く採掘することなど、とうてい不可能なことです。
岩塩はこのように複雑なミネラル分を兼ね備えることは事実上ほとんどなく、極まれに甘い塩などと称される岩塩は、甘さに偏ったミネラル分と塩化ナトリウムが合わさっていると考えます。
通常の岩塩の実態は、きわめて 高純度の塩化ナトリウム(Nacl)と言うことがいえます!
日本には未だ岩塩が産出されずに、長いこと専売公社の塩にならされてきた為に
岩塩 = 大粒の塩 = 珍しい塩 = 高価な塩 = おいしいだろう?塩 = ミネラル分豊富な?塩
という、 根も葉もない 岩塩信仰が存在すると思います。
それを裏付けるお話をします。
岩塩が圧倒的に使われてるドイツで、女性たちが30歳を過ぎる頃から、太りだし、甲状腺異常の傾向を見せ始めるのも、ミネラル分の不足が原因と言われています。
海から取られた自然の塩が、どれだけ大切か? よくわかりますよね。
湖塩って何?
一般的な湖塩とは大昔に陸にとじ込められた海水が濃縮されています。特に、乾期のときに厚い塩の結晶となって湖底が現れます。 「死海」などの塩湖は有名ですね。
海の沿岸に近いところに海がせき止められて塩湖になったところもあります。
では、ミネラルハーヴェスト塩はどの分類に入るのでしょうか?
※ミネラルハーヴェスト塩は、「湖塩」という分類に入りますが、大変珍しい「湖塩」なのです。
「ミネラルハーヴェスト塩」は、潮風が山にあたってその下の川に海の飛沫(塩気)が蓄積しました。それがおおよそ500万年前からなんですね。通常は、一面を水で覆われているのですが、乾期になると塩の湖面ができてきます。
湖面の変化の写真は「この塩の製法 」参照はこちらをクリック
では、ミネラルハーヴェスト塩「ミネラルハーヴェスト塩」はどのように取れるのでしょうか?
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