2012年4月17日火曜日

このごろ思うことパート1


このごろ思うこと パート1

☆弥勒菩薩に会う旅  (1996年2月)  

  2月2日、娘と二人で冬の京都へ出かけました。寒さは苦手な私ですが、太秦にある広隆寺の弥勒菩薩様に会いに行きたいという娘の誘いに、何となく心ひかれる物を感じ行く事にしたのです。
  東京の青空とは打って変わって京都は一面の銀世界。冷たい空気に身の引き締まる思いです。降りしきる雪の中、雨具も持たずに広隆寺へ急ぎました。
 日本史の教科書にも必ず登場する弥勒菩薩半跏思惟像は広隆寺奥の霊宝館にひっそりと、穏やかに佇んでいました。お顔を見上げていると、思いがけず涙がボロボロあふれ出し、金色の暖かい優しい光りに包まれて暫く立ちつくしていました。その時に� �ただいたメッセージです。

  弥勒の世は今ここにある
  この波動を忘れず表現していきなさい

  外へ出て娘に話すと、彼女も同じメッセージをもらっていました。大きな暖かい愛に包まれ、ただただ安心していればいいという至福感が、今も私と娘を幸せな気持ちにしてくれています。私達は仏様(無限の愛)の手のひらで遊ばせていただいているのだ、どのような表現をしようとも、あれもよしよし、これもよしとただ微笑んで見守っていてくださるのだと心から思えました。
 その後嵐山へ向かいましたが、雪の勢いは激しさを増し、私達は散策をやめ温かい部屋で湯豆腐を味わいながら、墨絵のような景色を堪能しました。夕方、雪もやんだ頃、金閣寺へつきました。夕日に染まった金閣寺は燃えるよう に輝いていました。


どのようにmauzy発音しない

  次の日、銀閣寺を訪れました。銀閣寺は金閣寺とは違う落ち着いた美しさでした。お庭は西芳寺をモデルにして造られたそうで、しっとりした風情を見せていました。哲学の道を南禅寺までぶらぶら歩くことにし、名前も知らない神社へ立ち寄ったり、寺に入って見たり楽しんで歩いている時、「星野道夫写真展」と書いてあるポスターが目に入りました。思わず娘と顔を見合わせてしまいました。星野道夫さんは慶応大学を出てからアラスカへ渡り、何年間もイヌイットと一緒に生活しながら、アラスカの自然や植物、動物、イヌイットの生活を撮り続け写真集を出されている方です。その写真は圧倒されるほど美しく、気高く、その写真集は私達の宝物なのです 。その星野さんの写真展に出会えるなんて、しかもこんな山寺で。誰もいないお庭を通り、建物に近づくと又私達は目で笑い合いました。私達の大好きなエンヤのCDがかかっていたのです。写真展が良かったのは言うまでもありません。
 最近こういうことがよく起きます。ほとんどテレビを見ない私がなにげなくテレビをつけると、探していた情報が出てきたり、心が求めていた番組だったりとか・・・。みんなつながっているのですね。

☆人の宇宙はみな違う  (1996年3月)

  創生会レポートを発行し始めて1年がたちました。2月17日、雪の降る日、1周年記念パーティーを開催し、心暖かい人達に囲まれて楽しいひとときを過ごすことが出来ました。本当にありがとう� ��ざいました。

  津留が受け取るメッセージーをひとりでも多くの人に発信して行きなさいと伝えられ、何の目算もないまま、津留の友人・知人を対象に講演会を始めました。そしてその会報として作り始めました。その後、どんどん輪が広がり、今では毎月1500通を郵送しています。講演会も北海道から四国、九州まで広がり、その地方の方に主催して頂いております。


どのようにDNAフィンガープリントは、科学捜査で使用されています

 主人と別居中だった私は、弟(津留晃一)の会社の経理を手伝っていたのですが、津留が突然3次元の仕事を全くやめて、精神世界の考え方を発信していくと決め、実行し始めたのです。私はそれまで精神世界の事はほとんど知りませんでした。目に見えない世界が存在するという事にも懐疑的な人でした。こんな私が津留のそばで働き、進められる本を読み、講演会のお手伝いをしながら話を聞き、少しずつ自分の内側が変わって行きました。納得行かないことはとことん質問しました。

  結婚生活に絶望し、自分の人生は失敗だったと投げやりな気持ちで生活しながらも、長い間その場所から飛び出す勇気がなく 苦しんでいた私が嘘のようです。まるで別人のようです。今は喜びと希望に生きています。とは言っても結構ブレることもあります。その時は自分の中心、自分の内側の大いなる我に問い続けます。するとだいたい2、3日遅くとも1週間位で答えが来ます。

  つい最近のことです。結構親しい友人とお酒を飲んでいる時、「津留さんの言っていることは本の受け売りで自分を特別な人だと勘違いしている。津留さんは野心満々で大嫌いだ」とその人が言いました。私はそれを聞いた瞬間、津留に対する私の認識とあまりに違うのにびっくりし、次に腹がたってきましたが、怒るのは悪い感情だという長い間の思考の癖がまだ取れてないので、怒っていることを隠してしまいました。でも心は傷ついて、落ち込んでいました。

   2、3日後、津留の講演会を聞いていると「私を批判する言葉を時々耳にしますが、私自身とその人の津留さんとは別の人なのです。全ての人がその人の宇宙の創造主なのですから、私を知っている一人一人の津留さんは全部違う津留さんなのです。だから私は何を言われても気にしません。」という言葉が飛び込んで来ました。心に引っかかっていたこだわりがスーと溶けていきました。問題なしとなりました。ああ私はこの感情を学びたくてその友人を私の近くにひきつけていたのだと。それ以来、私は私に様々な感情を味合わせて下さる方々を本当に有り難いと思えるようになりました。

 自分の世界(宇宙)は自分の心、認識が作りだしたものだと思います。自分の認識を変えるだけで全く違う世界が現れてきます。考え方を� �えるだけで幸せになれるなんて・・・。


どのように温度を測定するのですか?

 最近、昔からの友人に「山口さんは明るく、健康的になった」と言われます。心が暗かった頃は身体も弱かったのに、わくわく生きていると病気もどこかへいってしまいました。持病も「ない」と自分で決めたから。というより私と一緒にいていいよと、持病と共に生きる事を自分に許したから健康になったといった方が近いかもしれません。
 様々な情報がやってきます。その情報を受けることが出来たこと事体が一種のチャネリングだと思います。そしてその情報の中から自分の心の芯が喜ぶものだけを選択して受け入れる。私に全ての決定権があるのだから・・・。心のささやきを良く聞いてあげる、そして喜びの方へ歩いていけば必ず光りの方向� �導かれると信じているこの頃です。

☆人は感情を味わうためここにいる  (1996年4月)

 セドナ旅行も終わり、落ち着いた日常が戻ってきました。旅行が終わって今感じている事は、参加者一人一人の旅行記を全部掲載し、皆様に読んでいただくことが可能なら、自分が宇宙の創造者で、一人一人の宇宙は全部違うのだという事が、一目瞭然判るだろうと言うことです。

 今回は、私が勉強してきて一番受け入れにくかった「自他あらず」について書いてみます。「他人は自分が創っている自分の映像です。だから他人から傷つけられることは絶対にありません。自分を傷つけられるのは自分だけです」と言われても、現にイヤな人はいるのです。そんなこと言ったって大嫌 いで、どんなに努力しても無条件の愛なんて感じられない人がいるじゃないのと、心のなかで反発していました。それが人の心のしくみがわった時、なーんだ、そんな事だったのかと納得出来たのです。人は魂で出来ていて、魂は思考であり、長い長い間、ありとあらゆる感情を味わい、その感情を記憶している思考そのものであるという事が、ある瞬間ストーンと腑におちたのです。


 私は何か問題があると、突き詰めて考えたり、本を読んだりします。それでそれなりの答えが来て、なんとなくわかったような気がします。けれどそれは理解の範疇なのです。私は電車に乗って好きなCDを聞きながら、目を瞑ってボーッと心と対話している時、突然答えが来る事が多いです。心からアアそうなんだと、腑に落ちるとどんどん現実が変わってくるようです。

 私がまだ経験したことがない、様々な感情を味わうため今ここにいるように、他の魂も様々な感情を経験しているのだと心から思えるようになった時、私の周からイヤな人がいなくなりました。
 どうしても許せないと思っていた主人でさえ、ああ彼は今そういう感情を味わう学びをしているのね、と思う� ��、どんなに怒っている顔を見ても、声を聞いてもゆったりと受け流す事が出来るようになったのです。瞬間、今までの習慣の癖で、ドキッとか、ムカッとかすることもありますが、さっと中心に戻ることが出来るようになりました。
 この考えを受け入れて見ませんか? あらゆる魂は感情を味わい、その感情を表現するために今、この世に来ているのだということを・・・。それだけで軽やかに、楽しくなれるのです。タダですよ。お手軽リッチでしょ!

 そして自分が変わると、その位置の相手にフォーカス出来るので、その人も変わってくるのです。あんなに嫌いで、良い所など一つもないと思っていた主人がこんなに良いところがたくさんある人だったのかと驚くほどです。
  今、そのころの自分を思い起こしてみ� ��と、相手を変えようというエネルギーばかり発していたので、変えられたくないというエネルギーと葛藤がおき、喧嘩ばかりしていたのです。
 そして何度か怒鳴られたり、手をあげられたりすると、結婚生活の毎日毎日がそんなことになっていたわけでなく、平穏な日々の方が多かったにもかかわらず、こんな事をすると怒鳴られるのではないか、外出して帰りが遅くなると又叱られるのではないかと、自分で自分を裁いて、恐れていただけなのです。心配になると、一番辛かった時に心は瞬間にフォーカスするので、その記憶を恐れ、その記憶に苦しめられていただけなのです。


  心に余裕のない人には、道端の小さなかわいい花も、若葉のみずみずしさも、小鳥のさえずりも、風のささやきも、空の美しさも自分の世界にはないのです。心を広げると様々な物が見えてきます。肉体の目にも、心の目にも・・・。
  地球はこんなにも美しかったのです。そして今私は幸せです。




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